今日は年長組最後のお茶会に保護者の方にも来ていただき、心を落ち着かせて参加しました。
初めに畳のふちを踏まないように畳に上がり、一礼をします。
その後、再度畳のふちを踏まないように入室し、静かに進みました。
一礼し、「まごころ」の掛け軸と季節のお花をじっと見てから自分の席に座ります。
「よろしくお願いします」と始まりの挨拶をして始まります。
感謝の気持ちを込め菓子鉢を持ち上げ、
となりの友だちに「お先に頂戴します」とあいさつをし、
懐紙にお菓子を1つ取り、いただきました。
次にお茶をいただきます。
「お点前頂戴します」「お先に頂戴します」とあいさつをした後、菓子鉢と同じように茶碗も感謝の気持ちを込めて持ち上げ、
茶碗を左手にのせ、1、2、と回し正面を避けお茶をいただき、
飲み終わると「結構なお点前でした」と挨拶をしました。
最後に今日のお花とお菓子のお話を聞きました。
「今日のお花は、みんなが1年生になるころに咲く春の花をたくさん飾りました。」
季節の花(啓翁桜)の色や特徴についてのお話を聞きました。
「今日のお菓子は、もみじの形のミニまんじゅうでした。もみじの葉は手のひらの形に似ているよね。
みんなが生まれたときはこれくらい小さい手だったんだよ。今の手と比べて、とっても大きくなったね。」
自分の手をじっと見ながら、大きくなったことを感じた子どもたちでした。
最後に「ありがとうございました」と終わりの挨拶をして、静かに退出しました。
5月から毎月、日本の伝統文化や作法に触れながらお茶会に取り組んできた子どもたち。
回数を重ねるごとに、静かに座ったり集中して話を聞いたりする力を少しずつ身につけることができました。
今日はこれまでで一番の姿が見られ、みんなとてもたくましくなりました。
お茶会で得た知識や経験が、少しでも子どもたちのこれからに活きることを願っています。
保護者の皆様、本日は子どもたちの姿を温かい目で見届けていただき、ありがとうございました。