今日は年長組の最後のお茶会がありました。
園長先生に見て頂きながら心を落ち着かせてお茶会に参加します。
初めに畳のふちを踏まないように畳に上がり、一礼をします。
一礼が終わり再度畳のふちを踏まないように入室し静かに歩いて進みます。
「まごころ」の掛け軸と季節のお花(もも、菜の花、スイートピー、チューリップ、コデマリ)をじっくり見てから自分の席へ座ります。
正座で座ることにも慣れてきて良い姿勢で待つことができるようになりました。
「よろしくおねがいします」とお茶会の始まりの挨拶をして始まります。
「お菓子どうぞ」と正客にお菓子を出し、「お菓子頂戴します」と深い礼をします。
お隣のお友だちにも「お先に頂戴します」と指先の礼をします。
お隣のお友だちはどうぞという意味を込めて指先の礼を返します。
それからは、感謝の意味を込めて頭の上に菓子鉢をもちあげ、礼をします。
礼が終わったら懐紙を出し、その上にお菓子を取ります。
お菓子を食べる前に次客のお友だちに菓子鉢を回してからお菓子をいただきます。
次客のお友だちは自分の前に菓子鉢を置き、同じように作法を進めます。
お菓子の次にお茶が運ばれてきます。
一人一人に「どうぞ」と深い礼で出し、「お点前頂戴します」と深い礼をします。
お菓子の時と同様に「お先に頂戴します」とお隣のお友だちに指先の礼をします。
お茶椀をもちあげ、感謝をして、、、
左手にお茶椀を乗せて右手でお茶椀二回手前に回してからお茶をいただきます。
一学期からだんだんとお茶の濃さが変わってきましたが、お茶を味わって飲みました。
飲み終わると「いかがでしたか」と聞かれ「結構なお点前でした」と深い礼でご挨拶をしました。
最後に季節のお花とお菓子の意味のお話を聞きます。
様々な花を見ながら春を感じました。
「本日のお菓子は 満願成就 というお菓子で、食べた人の願いが叶い、幸せになるという気持ちを込めて作られたお菓子です。魚の鯛の形をしており、鯛はお祝いごとの象徴で、もうすぐ卒園を迎えるみんなへのお祝いの意味を込めています。」というお話を聞きました。
最後に園長先生からもお話をしていただき、
「この様に心を落ち着けて静かに過ごす時間は小学校に行っても大人になっても役にたち、自分の力になると思います。これからも頑張って下さい。今まで見たお茶会の姿で一番いい姿を見せてもらいました。ありがとうございました。」という言葉を頂きました。
五月からお茶会を始めて、頑張っている姿、出来なかったことが出来るようになった姿、作法を自分たちで覚えて進めることができる姿を見て頂けなかったことはとても残念ではありますが、本日持ち帰ったお茶とお菓子で子どもたちと一緒に各ご家庭で小さなお茶会をしていただき、今まで一生懸命取り組んできた姿を感じてもらえたらと思います。